mkvie's blog

日々の殴り書き

Microsoft Word for Mac 2011 のキーバインドを Emacs 風にする

一定以上の分量になりそうなので QWERTY 配列で書きます。

今の MBA コースに入るまで、プライベートで Microsoft Office 製品を使うことは殆ど皆無だったと思う。高校生の頃に少し使った記憶もあるけれども。

しかし MBA に来て状況は大分変わった。doc 形式 (docx 形式ではない) か rtf 形式のファイルでしか課題は受け付けないというのが大学のポリシーらしい。なぜ TeX が使えないのだろうかと考えてみたけれど、このポリシーは大学全体に対して適用されるらしいので、仕方がないのかもしれない (例えば美術史や考古学のコースに対しても同じポリシーが適用される)。

そこで Microsoft Office をプライベートでも使い始める。プライベートでは Mac OS X を使っているので、当然 Office 製品も Mac OS X に対応したものを選択する。英語版が安く手に入ったので、それを使い始める。早いものでもう 18 か月以上使っていることになる。

しかし少し前に新しい MacBook Pro を購入した。OS も新たに入れ替わり、大体は満足していたのだが、Microsoft Word で Emacs 風のキーバインドを新たに設定する必要が出てきた。もう (少なくとも MBA にいる間は) 二度とこのような設定を行う必要は無いだろうが、一応メモしておく。

メニューオプションの [Tools | Customize Keybord..] を選択し、Categories から [All Commands] を選択する。以下のコマンド名に対して対応するバインドを割り当てる:

  • CharRight (Ctrl+f)
  • CharLeft (Ctrl+b)
  • LineDown (Ctrl+n)
  • LineUp (Ctrl+p)
  • StartOfLine (Ctrl+a)
  • EndOfLine (Ctrl+e)
  • EditClear (Ctrl+d)

Ctrl+H を Backspace に割り当てるには、以下のようにマクロを使用する。

メニューオプションから [Tools | Macro | Visual Basic Editor] を選択する。画面左上に表示されるウィンドウにて Normal (Normal.dotm) > Microsoft Word Objects > ThisDocument をダブルクリックする。表示されるエディター画面にて、以下の内容を入力する。

Sub BkSpPrc()
  'Ctrl + H
  Selection.TypeBackspace
End Sub

これで MkSpPrc というマクロが使用できるようになるので、上記の [Tools | Customize Keyboard..] から BkSpPrc というマクロを選択し、Ctrl+H を割り当てる。