腕時計の代わりに腰時計
腕時計をつけなくなるようになってからしばらく経つような気がする。
少なくとも (フルタイムの) 学生をしていた頃は腕時計をするのがデフォルトだった。当時は携帯電話も (少なくとも修士の頃は) 持っていなかったし、iPhone も購入しようと考えることは無かった (結果的にその判断は正しかったと思う)。学生をしている時は、案外紙を使った作業が多かったような気もする。
しかし今は状況が違う。iPhone を持ち歩くことがデフォルトだし、なにより職場などで紙を使った作業をすることは殆ど無い。ほとんどの業務がパソコンを介して行われるので、キーボードでの入力を行うのに少しだけ邪魔になる腕時計は (たとえ職場に持ってきていたとしても) 外すことが多い。
しかし時間を確認するのに毎回 iPhone を取り出すのも面倒だ。一方で毎日腕時計をして移動するのも面倒 (というか、自宅や職場に置きっぱなしで忘れたりすることが多い)。どうしたものかと考えていたら、腰時計が解になるのではないかと考えた。
腰時計というのは、私が勝手に考えた名前で、正式名称は知らない。パンツのベルト穴にぶら下がるような時計と言えば、どこかで見たことがあるのではないだろうか。
幸運にも、そんな時計が自宅に転がっていた。以前日本で購入したものなのだが、電池が切れてしまってそのまま放置していたのだ。これは使えるかも知れないと思い、街の時計屋に持って行き電池を取り替えてもらう。電池代込みで 3 ユーロ。お買い得感がある。当然普通に動き始める。
腕時計と違って忘れることは少ないし、iPhone よりも楽に時刻の確認を行うことができるので、今のところ大いに満足している。