mkvie's blog

日々の殴り書き

iPad で目覚まし

iPad に入れている Kindle アプリを使って日本語書籍を読んでいるのだが、最近 Kindle アプリのおかげで、私の iPad の使用頻度が格段に上がったように思える。iPhone は普段から持ち歩いているのだが、日本語の Kindle ストアが発表 (開店?) するまでは、むしろ Kindle keyboard の方が使用頻度は高かったようにすら思う。つまり iPad を使うようなシーンが私の生活の中にはあまり無かったということなのだろう。

考えてみれば当然なのかもしれない。普段職場ではパソコンを使っているし、自宅には自分の (キーボード付き) マシンがある。移動している時も、iPhone を触っていたり論文を読んでいたりしている (そしてそもそも私は移動することがあまり無い)。こういう状況だと、iPad が帯に短し襷に長し状態になってしまう。

しかし Kindle アプリで日本語 (または日本語の漫画) を読めるようになってからは状況がかなり変わった。Kindle リーダーに比べて重量があることは否定できないが、Mac OS X 版の Kindle が日本語のコンテンツに対応していない現在、iPad が (消極的な選択だけど) 細かな文字などを読むための最適の Kindle 端末となってしまう (文庫本を Kindle コンテンツとしているような書籍でも、地図などがイメージとしてたまに出てきたりする)。

そんな Kindle なのだが、最近目覚ましとしても使えるのでは無いかと思った。私は自宅に (Clock の方の) 時計を置いていないし、MacBook などを使ってもねぇ、と思ったりしていた。iPad であれば、寝ている場所から少し離れた場所に置いて、目覚まし機能のあるアプリをセットしておくだけだ。iPad が常に最適解となるとは思わないが、少なくとも今の私の生活では目覚ましとして最適解のような気がする。

CSR とスタートアップと GitHub

MBA で丁度 CSR (Corporate Social Responsibility, 企業の社会的責任)について学習しているので、以下はその覚書とかメモ:

(Porter, et al., 2006) によると、CSR を単に企業の広告やマーケットの一種として使うのは間違っていて、社会で求められていることと企業の活動がどのようにマッチングするのかを考え、マッチングの結果を強み (SWOT で言うところの S や O) として活かすべきだと私は理解した。例として TOYOTA のハイブリッド車 (環境への負荷を減らし、燃費も良くなる) や、Marriott というホテル業界の会社のインターン制度に対する出資 (結果として離職率が下がる)が挙げられていた。論文では Responsive CSR と Strategic CSR という2つの分類がなされていたのだが、上の例は両方とも後者に分類される。

実はこの他にも Microsoft の例が紹介されていた。米国の Community College (地域に根ざした2年制の大学) に、資金と社内から教員としてボランティアを派遣するというような事例が紹介されていたのだけれど、上にある2つの例ほど、それが収益に結びつくというエビデンス (もしくは尤もらしさ) は提示されていなかった。

論文を読みながら「うーん、ソフトウェアのスタートアップだとしたら、どういうことができるのだろうか?」とか考えていた。論文では

"Not every company can build its entire value proposition around socialissues as Whole Foods does, but adding social dimension to the value proposition offers a new frontier in competitive positioning".

とも書かれており、「結びつけることで新たな世界を見ることができるけれど、全ての企業がそんなことできるわけではないよ」というふうに (私には) 読めた。

それから少しして、数日前に読んだ GitHub CEO のした講演内容を思い出した。

"幸せに最適化するっていうのは別に自分の社員に素晴らしい労働環境を提供し、色々なものを買い与えればいいというわけじゃない。Githubに関わる全ての人、つまり株主や、たくさんのユーザー、同じIT業界にいる人、それぞれのバランスを取りながらみんなを一緒に幸せにしていかないといけない。その為には私たちの会社と他の世界をつなぐ「インターフェース」であるプロダクトをよりよいものにしていかないといけない"
"良いプロダクトを作るには良いカルチャーを作るところから始めなければいけないだろう。実は良いカルチャーがあれば、あくせく働かなくったって良いプロダクトはできる。なぜなら良いカルチャーは良いプロダクトが自然に生まれてくるフレームワークだからだ。殆どの社員には働く時間は決まっていないし、どこで働いてもいい。バケーションのリミットもない。必要な時に休んでリフレッシュしていい。どれだけの価値を出したかに責任を持つべきであって、どこで働いたかやどれだけ働いたかということは問題ではないんだ"

これって論文で述べられている CSR の考え方そのものなのでは無いだろうか?

論文を読みながら、「うーん、スタートアップするってことは、そこまで資金も無いだろうし、バリューチェーン的なものも対して無いだろうし、基本的に外界とのつながりってプロダクトが殆ど全てなのでは無いだろうか?」とか考えていたのだけれど、プロダクトを作り上げるのは社内の人間だし、従業員は勿論重要なステークホルダーだ。この講演では (日本語に訳されているけれど) 「ビジョン」という言葉が使われている。折しも論文の "Shared Value" という言葉がそれに当てはまると思う (ちなみに論文では、その説明に "a meaningful benefit for society that is also valuable to the business" という言葉が使われている)。その結果が、セールスのコミッションをなくすということであり、マネージャーをなくすということであり、

"単純に他の会社を真似するのではなく、こういう仕組みを作ることに我々は心血を注いでいる"

ということなのだろうと理解した。

論文を読みながら感じていた疑問に立ち返ろう。スタートアップは GitHub のようなマネージメント (という言葉が嫌いならば、「理念」) でやっていけるのだろうか? うーん、集まってくる人や、中で「心血を注いでいる」人に寄るのかなぁ…。

 

Porter, M. and Kramer, M. (2006) ‘Strategy and society: the link between competitive advantage and corporate social responsibility’, Harvard Business Review, vol. 84, no. 12, pp. 78–92

CEOが自ら語った「イノベーションを起こすためのGithubの哲学」

みんな Facebook のオンライン率高くね?

ある写真を投稿したら2分も経たないうちにコメントがつくとか (恐らく Like はそれより前にクリックされている)…。なぜここまで素早い反応があるのかを少し考えてみると…。

  • 写真だから (文章にすると読む必要があるし、そもそも読める言語である必要もある (自動翻訳はまだそこまで優秀では無いと思う))
  • 写真を投稿した時間帯が、多くの人にとって「丁度ヒマなとき」だった (例えば、早朝ではない)
  • 投稿された写真も考える必要のあまりない内容だった
  • 一応それなりに Facebook 上の友人はいる

他にもあるかも知れないけれど、こんなものかな。普段コメントがあまりつかないので、これだけ素早くコメントされるとちょっとビビります。

ベンチプレスの効果なのか、今日は上半身が本格的に筋肉痛。しばらくは痛い思いをすることになりそう。

軟弱者が行うベンチプレス

数日前にジムに行ったのだが、その時はじめて真面目にベンチプレスなるものに挑戦してみた。理由は分からないが、それまでは特に興味が無かったので、あまり触ることも無かったのだ。

実際にやってみると、結構胸の筋肉に負担がかかる。ベンチプレスを上げている時にはそこまで感じないのだが、前回はその翌日に胸の筋肉が痛くなった。どれぐらい痛くなったかというと、ラジオ体操で胸を広げるときに胸全体が痛くなって、筋肉が伸び切らないような感じ。まぁこんなものなのだろう。

しかし (前回から) あまり時間をあけすぎてもモーティベーションが下がりそうだったので、もう1度ベンチプレスを行なってみることにする。前回は 30kg x 10Reps で終わったのだが、今回は 20kg x 10Reps + 10kg x 10Reps という内容だった。うーむ、自分で言うのもアレだけど、あまりにも軟弱すぎるような…(ただし、バーベルの重さは分からないので、本来はその分加味して考える必要があるらしい)。

うーむ、まぁ好意的に考えても 40kg x 10Reps ぐらいが今の私の実力かな。まぁ体重もそこまで無いし、この1.8倍でも持ち上げられるようになれば満足するべきなのかも知れない (つまり、72kg ぐらいが当面の私の目標ということになる)。

自宅に帰ってプロテインを飲んだ後ラジオ体操をして、その直後に夕食を取る。単に身体を動かしただけなのだが、頭がスッキリしたような気分になる。経営者がジムで身体を鍛えたり、ジョギングを欠かさないようにしているというのも分かる気がする。

まぁ、ゆっくりやってくさ。

日本で就職かぁ

最近気分が落ち込むことが多かったので、運動にでも行こうかと思い久しぶりに街中のジムまで移動する。と、おもったら週日と週末の開店時間が違っているということを知る。開店時間までにはまだ少し時間があったので (しかしそこまで長いという訳でもなかったので) そのへんをブラブラしてみることにする。

というわけで、久しぶりにスタバに入ってみる。最後にスタバに入ったのがいつだったのか思い出せない。確か日本に滞在したときだろうか? いやあれはドトールだったか? この際どうでも良い。

水だけ買って、それをジムでも飲もうと思っていた。レジで並んでいる人が東洋人で、日本語を話している。「日本から来られたのですか?」と聞くと、向こうも驚いていた。そういえば私は現地の日本人にも別の国から来た人と間違われている。多分この傾向が近い将来変わることは無いだろう。

話をしていると、日本から直接やってきたという訳ではなく、隣国から飛行機に乗ってここまで観光しにやってきたそうだ。普段はフランクフルト経由で日本に行かれる (戻られる?) らしい。家族で日本からこちらまで来られているとのこと。

家族メンバーの中には若い人もいた。話を聞いてみるとまだ10代で、これから日本の大学へ入学する予定だそうだ。どうやら普通に入学するのではなく、帰国子女枠 (という感じの枠があるらしい) により大学に行こうかと考えているとのこと。その場合、入ることのできる学部が経営学部などに限定されてしまうらしい。

その後どうするのか聞いてみると、日本の会社へ就職したいそうだ。ここでの「日本の会社」とは日系企業のことだろう。住むところに特にこだわってはいないが、希望は日経企業らしい。

現段階では英語で話すのにそこまで不自由していないように感じたが、言語についてそこまで思い入れは無いらしい。

自分自身に置き換えてみると、同じような決断 (考え方) をするかどうかは分からない。まぁ今の日本が良い国だとは思っているんだけれどねぇ。

SKK に挑戦してみる

そもそも SKK が何のことなのか分からない人が殆どなのではないかと想像する。SKK とは日本語 IME の一種で、日本語 IME には他にも Google IMEATOKことえりなどがある。

そもそも SKK に興味を持ったのは最近 Google IME が提示する選択肢に疑問を持つことが多かったからだ。「さいりよう」という単語に対して「最良」という候補が最初に現われたり、他にも気になる箇所はあった。とはいうものの、Google IME で利用することのできる顔文字機能などにはお世話になっている。

SKK だが、形態素解析を一切行わないという、他の IME とはスタートの段階でかなり違った方向に走っている IME だ。なんだか T-Code や TUT-Code を思いだすのは私だけだろうか? 形態素解析が無いということは、それだけ実装に必要なコストが少ないということだ。これはそのまま複数のプラットフォームで利用できる可能性が高いことを表している。実際に同じプラットフォームでも複数の実装が存在している。

SKK では形態素解析を人間が行なうことになる (正確には同じ作業を人間が行なう)。その分辞書が正確かつストレスの無いタイピングを行うには重要になってくる。しかしその辞書 (ユーザー辞書を含む) もテキストベースで記述されているので、メンテナンスは比較的楽にできる。

あまり考えたくない話だが、未来永劫 Google IME やその他の IME が存在するという保証は無い。それならば SKK のような (技術的にはそこまでの計算や実装コストを必要としない) IME で、「オレ辞書」とでも言うべき辞書を手元で管理するのも一案なのではないかと考えた。

どちらにしても実際に使ってみないことには評価もできない。Mac OS X (Mountain Lion) には AquaSKK を、Windows 7 には SKKIME を導入してみる。

…少しの間試してみるが、やっぱり最初は違和感を感じる。以下は SKKIME を使うにあたり私がハマッた箇所:

 ‐ Ctrl+Enter を有効にするには、Control+Return という項目に対して newline をアサインする。

 - SKKIME の場合、デフォルトではなぜか「?」という入力に対して「?」がアサインされているのに対して、「!」という入力にはシングルバイト文字の「!」がアサインされている。とりあえずローマ字設定からアサインし直しておくことにする。

 - "「" または "」" という文字を入力した直後に skkime が固まるような現象に遭遇する。これはバグなのか仕様なのか自分にはまだ判断できない。

 - 必要に応じてシングルバイト文字とマルチバイト文字の記号を使い分けたい時もある。例えば長音記号の「ー」とハイフンの "-" だが、SKKIME では z- というストロークを割り当てることで対応。他にも必要に応じて他の人はまず使わないだろうと思える ストロークを割り当てる。AquaSKK の場合、そのようなアサインを行う機構が見あたらず、「はいふん」という読みから変換する。これって期待されている動作なのだろうか?

SKK を使うと小指が痛くなるというが、本当だと思った。親指で色々なキーを押下することのできる Kinesis のキーボードでもまだ慣れない感じ。むしろ慣れていないキー配置に変更したがの裏目にでているのかも知れない。それから Ctrl-G を多用することになるので、予めそのよううなアサインが行われているアプリケーションは設定を変更しておいた方が良いだろう (Command キーが存在しない Windows のアプリケーションに多い気がする)。

今のところ、Google IME と比較すると SKK のタイピングスピードが明かに遅い。正直に言うと、この速度の差が今後満足のいくレベルまで縮まるのか分からなかったりする。もしかしたら普通に Google IME を使っていた方が幸せなのかも知れない。少なくとも1週間ぐらいは頑張ってみるべきか。

追記: こちらの記事によるとAquaSKK の場合 kana-rule.conf という設定ファイルを所定の場所へ置くことで上の「はいふん」問題に対応できるらしい。

ハロウィーン

何か今日は Facebook にやたら変な写真が投稿されるな、と思ってたらハロウィーンだということに気が付いた。なるほどね、そういえば SMS で Happy Halloween というメッセージをもらっていたのだった。このへん地元社会どころか、それ以上の何かから離れているような気がする。

日本にいた頃も別にお祝いした記憶もない。米国に住んでいた時にギリギリなにかやったぐらいか? しかし具体的になにをしたのかは覚えていない。仮装して高校に行ったとか、そんなものだったかも。メキシコ人のクラスメートが変な仮装をしていたのを思い出す。

米国でもそうなのだろうけれど、欧州ではハロウィーンよりもクリスマスが圧倒的に重要な意味を持つ。なのでスーパーなどでもハロウィーン関連の商品は確かにあるのだが、どちらかと言うと、その先に控えているクリスマスをどこか意識しているような気がする。

さて、雪も降ったし、これからしばらくは寒くなる一方だろうな。ひきこもりに拍車がかかるぜ。